お腹周りの脂肪について

 

 

 

 

 

 

 

 

夏に向かって気温が上がるこの時期、薄着になるにつれてヤバいと思っているそこのあなた!

いまから腹筋を頑張っても夏までにはまず間に合いません!

そこで効率的におなか周りの脂肪を落とす方法を説明していきます。

まずは筋トレした部位が痩せるという間違った認識についてです。

例えば、「お腹の筋トレをしたら腹回りの脂肪が落ちる(痩せる)。」

こういった”部分痩せ”の類の認識ですが、実は大きな間違いです。

腹筋運動をするとお腹が引き締まる といったように、”引き締まる”という言葉を筋トレ系の記事ではよく使いますがこれは「目的の部位が痩せて細くなる」といった意味ではありません。

多くの場合、「目的の部位の筋肉の造形が整う」といった意味で使われています。

腹筋運動をすれば【腹直筋】の造形が整いますし、スクワットをすれば【大腿四頭筋】や【ハムストリングス】の造形が整います。

しかし一方で、その部位の【脂肪】に対しては大きな影響は及ぼしません。

いくら筋肉の造形を整えたところで、その周囲に脂肪がついているとその筋肉が姿を表すことはありません

筋力トレーニングが直接的に影響するのはその部位の【筋肉】であって、【脂肪】ではないという事をしっかり理解しておきましょう。

では「筋力トレーニングは脂肪を落とす事に全く無関係なのか?」と言われればそういうわけではありません。

そもそも、脂肪を燃焼し落とすためには日々の活動の中でエネルギーを消費する必要があります。

そして私たちが1日に消費するエネルギーのうち約70%が基礎代謝によるものと言われています。

この基礎代謝に大きく影響するのが筋肉ですが、筋力トレーニングを行う事でその後の筋肉の代謝や、筋肉量の増加が期待できます。

【筋トレを行う】→【基礎代謝量増加】→【脂肪燃焼効率増加】といった具合に間接的に脂肪燃焼の効果を得ることが出来ます。

脂肪燃焼の為には大きな筋肉を鍛える!!

まず身体全体において腹筋(腹直筋)というのはあまり大きな筋肉ではないので、鍛えても代謝の面ではあまり効果的とは言えません。

「今すぐにでもお腹の脂肪を落としたい」のであればより代謝増加において効率の良い筋肉を鍛えるべきです。

そこでおすすめなのはスクワットと腕立て伏せです!

脚や背中、胸は身体の中でも特に大きな3つの筋肉群を持つ部位になります。

これらの大きな筋肉を持つ部位を刺激することが出来、且つ自重で出来る手軽な筋力トレーニングとしてこの二種目をおすすめしています。

ダンベルやバーベルを用いたトレーニングが出来る方は、通称BIG3と呼ばれる「ベンチプレス」「スクワット」「デッドリフト」の三種目が大変効果的です!

大きな筋肉を刺激し、基礎代謝を効率的に増加させ、脂肪燃焼効果を促し、最終的にはお腹周りの脂肪を落とすに至るといった流れになります。

ダイエットというと単に体重を減らす事と思ってしまいがちですが、実際はいかに筋肉を残し体脂肪を削っていくかが成功の鍵になります。

激しいランニングなどの有酸素運動は短期的にみると体重を落とすのに大変効果的ですが、体脂肪だけではなく筋肉も削ってしまいがちです。

また筋肉量が削れることにより、減量後の基礎代謝低下が及ぼすリバウンドも危惧されます。

有酸素運動する場合は30分程度ウォーキングをおすすめします。

十分な筋量を補ったリバウンドしにくい健康的な身体を作るためにも、適度な筋力トレーニングを行うように日ごろから心がけましょう!

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