糖質制限ダイエット中にカレーはOK?食べ方や効果を解説

ダイエット中であっても無性に食べたくなるカレー。しかしカレーが高カロリー・高脂質な食べ物だという事は周知の事実ですから、ダイエット中はどんなに食べたくても我慢してきたのではないでしょうか。

カレーがなぜそんなに高カロリーで高脂質なのかと言うと、ルーに油やとろみを出す為の小麦粉がたくさん使われているだけでなく、具材にも脂の多い肉や、糖質を多く含む食材が使われているからです。

さらにカレーはそれ単体ではなくご飯やナンといった糖質と一緒に食べるので、「糖質の塊」という異名を持っています。そんな糖質だらけのカレーですが、実は工夫をすれば糖質制限ダイエット中に食べても大丈夫な食べ物だったのです。

ここではダイエット中のカレーの食べ方やその効果などを順にご説明します。

【糖質制限ダイエット中にカレーは食べていいの?】

糖質制限ダイエットとは、その名の通り糖質の摂取量を減らすダイエット法です。そんな ダイエット法をしている時に「糖質の塊」であるカレーを食べてもいいと言われても信じられないかもしれません。もちろん、その食べ方を誤ればダイエットどころか太っていってしまいます。

ではまず、一般的なカレーに含まれる糖質をご紹介します。

【一般的なカレーの具材と糖質】

では、カレーには具体的にどれくらいの糖質が含まれているのでしょうか。

・白ご飯 200グラムで73グラム

・じゃがいも(大1個) 約100グラムで16グラム

・にんじん(1本) 約100グラムで6.4グラム

・たまねぎ(1/2個) 約100グラムで7グラム

・カレールー 30グラムで10グラム

・牛肩ロース肉 100グラムで0.2グラム

これらを合計すると112.6グラムとなります。

糖質制限にもレベルがあり、そのレベルによって摂取して良い糖質量の目安は変わってきます。1番ゆるいプチ糖質制限で1日の糖質摂取目安量が120から170グラムですから、カレー1食で1日の糖質摂取量に到達してしまうことになります。

【カレーを食べるなら夜じゃなくて「朝」】

上記からわかるように、カレーはやはり糖質だらけなのです。そんなカレーですが、ダイエット中どうしても食べたいのならオススメなのが「朝」です。

朝は1日の始まりであり、自律神経が副交感神経から交感神経に切り替わる時間でもあります。切り替わるのが早ければ早いほどその日1日で消費するエネルギーが増えます。つまり、朝に食べたカレーはエネルギーとして消費されやすく、体に脂肪として溜まりにくいということなのです。

糖質制限ダイエット中には絶対食べられないと思われていた糖質だらけのカレーですが、実はダイエットにぴったりな効果が期待できる食べ物でもあるのです。カレーは糖質の塊であると同時に、スパイスの宝庫でもありますよね。このスパイスというのが体にプラスの効果をもたらしてくれるのです。

では具体的にどのスパイスにどのような効果が期待できるのかご紹介します。

【スパイスの効果】

①脂肪の分解・燃焼を助ける

・ターメリック

別名ウコンのターメリックはカレーの着色スパイスとして良く使われていますね。

消化作用や新陳代謝の活性を良くする働きがあると言われており、脂肪の分解・燃焼を助けてくれます。

ウコンといえば肝機能を高める効果があることが有名ですが、抗酸化作用や抗菌・消炎作用もあり、漢方薬としてもよく用いられています。

またターメリックに含まれるクルクミンには疲れている脳のストレスを軽減する作用も認められており、アルツハイマー予防にも使用されています。

ガン細胞を殺す作用もあると言われており、「Life of Spice(命のスパイス)」と呼ばれるくらい健康に欠かせないスパイスです。

・ショウガ

生薬としても有名なショウガは体を温め免疫力を高めてくれる効果があります。

また解熱効果や胃腸の働きを良くする効果があり、新陳代謝を良くし脂肪の燃焼を助ける効果も

期待できます。

・ニンニク

においの気になるニンニクですが、カレーに入っているとあまり気になりませんよね。

このにおいの元となる成分・アリシンにはビタミンB1の吸収を良くしその作用を増加させる効果があります。

またスコルジニンという成分は疲労物質を代謝するビタミンB1の吸収を高め新陳代謝を活性する作用があり、疲労回復や体力の増強にも効果があります。

また新陳代謝を活性することで脂肪の燃焼を助ける働きも期待できます。

・唐辛子

唐辛子には新陳代謝を活性化する働きがあり、脂肪の分解・燃焼効果、そして肥満の防止が期待できます。

胃腸を元気にする効果もあり、また育毛の薬としても用いられています。

また唐辛子にはカロチンやビタミン類も豊富に含まれており、唐辛子の辛味成分として有名なカプサイシンには血行を良くし、体を温めてくれる効果があります。

・コリアンダー

独特の風味で好みが分かれるスパイスですが、葉にはカロチンやビタミン、鉄分などが豊富に含まれており、美容効果が期待できます。

腸内に溜まったガスを排出して便通をよくし、体内に溜まった重金属をも排出する効果があると言われています。

また胃腸の働きを促し消化を助け、新陳代謝を活性させる作用があります。

・クミン

クミンはガラムマサラという混合香辛料やチャツネを作る際によく使用され、消化を促進したり胃腸の働きを高める効果があります。

また新陳代謝を活性させ、脂肪の燃焼を助ける効果が期待できます。

②交感神経の働きを高める

・カルダモン

チャイの香り付けによく使われているスパイスで、疲労回復や腸を整える働きがあります。

また交感神経の働きを良くする効果があり代謝の活性を高めてくれる効果が期待できます。

また気分を落ち着かせる精神安定効果もあり、吐き気を抑える効果もあります。

ただし体を冷やす働きがありますので、冷え性の方には単体での摂取はおすすめできません。

・シナモン

世界最古のスパイスの1つと言われており、交感神経の働きを助け代謝を活性する効果があります。

血糖値を抑え、コレステロールや中性脂肪を減らす効果があります。

・クローブ

殺菌・消毒効果のあるスパイスで、丁子という名で生薬としても用いられています。

女性に嬉しい老化防止の効果もあり、胃腸や交感神経の働きを高め、消化を良くし代謝を活発にしてくれます。

気管支炎や喘息、関節炎やリュウマチにも効果があると言われており、ヨーロッパでは伝染病の予防薬として珍重されたそうです。

③便秘の解消

・ナツメグ

体を温める効果があり、冷え性の改善に役立ちます。また免疫力をアップさせてくれるので病気などにかかりにくくなる上、腸の環境を整え便通を良くしてくれるので美肌にも効果があると考えられています。ただしナツメグは摂りすぎると幻覚作用があると言われており、1回の使用は5グラム以下とされていますので、注意してくださいね。

代表的なスパイスをご紹介しましたが、いかがでしょうか。どれも体の調子を整えてくれる効果がある上にダイエット中に嬉しい効果もあり、一石二鳥ですよね。

【まとめ】

スパイスはそれ単体で摂るよりもたくさんの種類を一緒に摂ることで相乗効果を生み出します。カレーはこれらのスパイスを1度に何種類も摂る事が出来る素晴らしい食べ物なのです。

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